九州から来た雪男もしくは雪女の話

やめられません(汗

朝方寝たのに早々に目が覚めてしまい
寝不足のまま予約してあった歯医者へ。
数年前、ちょっとしたことで欠けていた前歯の修理。
ああ、ええ歳して歯並びが綺麗なことに喜んでる俺って……。


渋谷に出て、道頓堀神座のネギラーメンを喰うつもりが
道なりにあったバーキンを見つけて
ダブルワッパーチーズのミールセット。
だって、マクドクオーターパウンダー不味すぎるんだもの。
ああ、美味い。肉汁の具合もほどよい。
しかし、カウンタースタッフはみんなして仕事出来なさすぎ。
うーむ、改善せんと他店に客持ってかれちゃうよ?なカンジ。
店の前には初老のおじさんが
クオーターパウンダーのブレーカー着てビラまいてた(笑)


そのまま駒場東大まで電車を乗り継いで
「飛ぶ劇場」の公演を観に行く。
元同じ職場だった座長とまりん(仮称)は会う度に髪型が変わる。
北九州で流行ってるのか?(w
飛ぶ劇場の東京公演ってなんだか雪降る確率高いんですが。
東京ってそんなに雪降りません。
南国在住の雪男・雪女(非オカルト系)が劇団員に……。


今回の芝居は、大手のゲームメーカーAGES(爆笑)を辞めて
少人数で会社を興してゲームを作ったメンバーが
体験サーフィンをしにある海岸にやってきたという設定の話。
この設定だけでなんか身につまされるものがある俺(笑)
話が進むに従って色んな意味でリアリティーが増していくんです(笑)


とまりん独特の演出は健在で
今回も客入れの途中からキャストの一人が登場し
セットの監視台からキャストの一人が双眼鏡で客を覗いていたりして
客としては何となく落ち着かないわけです。
ついでにじゃがりこ食べたり野菜生活100(緑)を飲んでるキャストを見て
もしかしてこれも複線?と悩まされる疑い深い俺(笑)


今まで見た作品の傾向と違い明るいタッチだったので
ほうほうと思っていたがやはり途中から
急激に死の匂いが漂ってきたりして作家節は健在だった。
今回はオチも今までなら「こう終わるだろう」といった
流れから変わっていてちょっと感心。
個人的にはラース・フォン・トリアーの作品を見ているような気になった。


個人的には加賀田さんの動きが強烈に使途っぽかったのと
ある事実が判明しているシチュエーションで
内田さんがバナナを食い始めたのが強烈に面白かった。
寺田さんの演技の幅の広さにはまたも感心させられた。
とまりんが某社在籍時代に実際にあったエピソードが
劇中に登場していて、よくこんな事覚えてたなと
ああ随分ワシらも年取ったな、と(笑)
このエピソードのヒントはサウンドです(w>某社関係者各位


ゲーム関係者はこの芝居見ておくように。
多分他社でも起きていること、関係性が描かれてます。
ゲーム開発などという年取ったら
どうにもならない商売をしている人間の将来が垣間見えます。
わしゃ、もうちょいこの商売で頑張れる気がしたのと同時に
とても不安になりましたよ。
1/12までやってます。是非。


"飛ぶ劇場 vol.28 『有限サーフライダー』"
(http://www.tobugeki.com/stage.php)
会場:こまばアゴラ劇場
日時:2009年1月8日〜12日


行く人は是非双眼鏡持っていって見返したれ。ニヤニヤ。