テリー・ギリアムのドン・キホーテ

テリー・ジョーンズが逝ってしまった週に日本では映画テリー・ギリアムドン・キホーテが公開。ギリアムマニアとしては初日に観ることこそが使命だと思ってるのでシネマカリテで初日第2回目の上映を観てきた。

ワシが好きなパターンのギリアム台本で、相変わらずの入れ子構造がたまらん。最初の10秒で落涙し、ラスト10分でまた涙。現実の狂気と夢に逃避し、生き続けることの苦悩。上映中に我が身に跳ね返ってきてなかなかにしんどい。デジタル処理が気になるところが数カ所あって残念。ギリアム作品としては割とわかりやすかった。スタッルロールは要注目。パンフレット買ったけどスタッフロールに一切触れてなくてがっかり。あそこに全部ぶっ込んであるでしょ? 内容薄いんだからそういうところちゃんとしようよ! 担当さんか編集さんかわからんけどちゃんと作品わかってる?(かなり本気で怒ってる)

もしかしてギリアムの映画作品の集大成なのかもと思い始めたらちょっと怖くなった。

もうこれで終わりとか言わないよね? 

マメ。ゼッタイ。

https://twitter.com/tomonishintaku/status/1218695770284548096?s=21

 

なんだ世界を滅ぼしやすくするならウォッカを労働層に浸透させるのが有効ってことか。先の戦後みたいでいいな。安易でいい。早めに滅びの兆候が世間様に伝わると更にいい。伝わる頃には総じて手遅れだし手遅れの絶望感はある意味万人共通