拝泥カルチャー

人の輪の中に入るのが嫌で朝一で起きて朝一で出社。
後から来た社員の方の「おはようございます」の声に
振り返らずに「おはようございます」と抑揚もなく答えながら
黙々とデスクワークし続ければ何となく一日が過ぎる。
ついでに仕事も進むわけだし、世の中全て事もなく進む。
その割に見知った顔の誰かがいなければ
それはそれで余計に落下して動けなくなる。
身勝手なこの脳味噌が、この絶望が憎い。


ドロップアウトするにも貯蓄などどこにもなく
大した仕事をしたわけでも、まして功績などといえるものなどなく
汚泥にまみれて世を儚む。


あのシャロン寺に咲いたロータスよ、
こんな私でもいつかはその花の上に迎えてくれるか?
未だ吾、制御不可の化物。
ガオー!!