涙そうそう

いつか自分の店を出したい兄。
しかし亡くなった母との、
どんなことがあっても妹を守るという約束を忘れることは無かった。
その妹が進学をのため祖母と暮らす小さな島から本島へとやってきた。
久々に再会した妹は見違えるくらいに美しく成長していた。
兄としての愛情は男女の愛へと変わっていく。
そしてある晩、とうとう兄は禁を犯して妹に……。


「ニィニィ、やめて!」
「ここまで来たらもうこの気持ち止められるもんか!」


”ガツっ!!”


泡盛のボトルで思い切り頭を殴られた兄は
薄れていく意識の中でふと思った。


「もっと早いうちから自分好みに育てておけば……、ごふっ……。」


目をさます兄。
清々しい朝だ。
何故か頭に怪我もしていない。
夢!? 夢なのかも知れない。


「……、なんだ……想像……!?」


……、おそまつ。
でもきっとそういう映画なんだよね?(汗